人生に羅針盤を。キャリアコンサルタントのとしです!
第30回キャリアコンサルタント試験の学科試験を終えられた皆さま、本当にお疲れさまでした。
試験までの数か月、テキストや過去問と向き合い続けた時間は決して無駄ではありません。
知識を積み重ねてきた分、確実に結果へと結びついていることと思います!
手応えがあった受験生の方もそうでない受験生の方もまずは学科試験を終えたご自身を労って下さい〜
ただ、ここからもう一段階ステップアップする必要があります。
キャリアコンサルタント試験は、学科よりも実技(論述・面接ロールプレイ)の比重が強く、ここで合否が分かれまず。。
この記事では、学科試験後、第28回キャリアコンサルタント試験に一発合格した私が実践したすぐに取り組むべき実技対策を7つ紹介します。
短期間で実力を伸ばすために、どこから着手すればいいか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
まずは疲れを落とすところから始める
試験直後は、気持ちが高ぶって眠れなかったり、逆に不安が押し寄せたりすることがありますよね。
ですが、実技試験では「落ち着いた心の状態」が大前提になります。
焦りや不安を抱えたままロールプレイ練習に入ると、相談者役の言葉が耳に入らなくなるため、まずは体と心を休めましょう。
睡眠をしっかり取り、スマホから少し離れてみる。
そのだけでも自然と調子が整っていきます。

デジタルデトックスですね〜
スマホからは余計な不安が入ってきますからたまには放置してみるといいかも
学科試験終了後に必ず取り組みたい実技対策7つ
■ ① 論述過去問をまず一度、時間を図って解いてみる
論述は「内容」よりも「時間内に書き切れるか」が勝負になります。
まずは過去問二年分ほどを解いてみて、制限時間内にどこまで書けるかを確認しましょう。
相談者の気持ちや状況を丁寧に読み取り、支援者としてどんな姿勢で関わるのかを文章としてまとめる練習が必要です。
書き慣れてくると、自然と文章の流れが整い、内容にも深みが出てきます。
■ ② ロールプレイ動画を見ながら、良い例と悪い例を比べる
ロールプレイのコツをつかむ最短の方法は、自分以外の面談を観察することです。
相談者との距離感、声のトーン、質問を投げかけるタイミングなど、実際の映像から学べることは非常に多いです。
特に、相談者の話を途中で遮らず、相手のペースに合わせて沈黙を尊重する姿勢は、映像で見ると理解が早まります。

私はジャン・ーさんのYouTubeチャンネルで移動中には聞き流し、家ではシャドーイングを行なっていました!
■ ③ 自分のロールプレイは必ず録音して振り返る
録音は実技対策の中でもっとも効果が高い方法です。
自分の声を客観的に聞くことで、質問が早すぎる、共感が浅い、言葉の選び方にクセがあるなど、改善点が手に取るように分かります。
面談しているときには気づけない部分が録音にはすべて残ります。
短くても良いので、三回ほど録音と振り返りを行うだけで、ロープレの質が一段上がります。
■ ④ 自分のキャリア経験を一度書き出してみる
ロールプレイで質問が思いつかない原因の多くは、「自分の経験を言語化できていない」ことです。
これまでの仕事で悩んだことや、成長を感じた出来事、転職を考えた時の迷いなどを簡単に書き出してみてください。
相談者の話を聞きながら、「あのときの自分も似た気持ちだったな」という感覚を持てるようになり、質問の幅が自然と広がります。
■ ⑤ 人と一度だけでも模擬面談をしておく
実技は、本番の緊張感に慣れていないと実力が発揮できません。
一回でいいので、誰かと模擬面談をしてみることをおすすめします。
人を前にすると不思議と頭が真っ白になることがあります。
それを経験しておくだけで、本番の落ち着きがまったく違います。
■ ⑥ 論述とロープレを交互に行うスケジュールにする
論述ばかり、ロープレばかり、どちらかに偏ると成績が伸び悩みます。
学科が終わった今こそ、論述とロールプレイを一日のうちで交互に取り組むのが理想的です。
午前に論述、夕方にロープレ録音、といった形で分けると集中力も維持できます。
■ ⑦ 合格者のロープレ事例から「言い回し」を覚える
合格者の面談事例は、質問の投げ方や寄り添う言葉のヒントがたくさん詰まっています。
あなた自身の言葉を磨くためにも、実際の事例を読んでおくと非常に役立ちます。
特にこちらの記事は、多くの受験生に役立つ内容になっています。
▶ キャリアコンサルタント試験ロープレ事例集5選|合格した僕の相談ケースと質問例
https://vlog-mental-science.com/%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%83%88%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%97%e3%83%ac%e4%ba%8b%e4%be%8b%e9%9b%86%ef%bd%9c%e5%90%88/
■ 最後に
キャリアコンサルタント試験は、知識量だけでは合否が決まりません。
相談者の気持ちに寄り添いながら、相手の世界を丁寧に理解しようとする姿勢が評価の中心になります。
学科を突破した人は、すでに大きな壁を越えています。
あとは落ち着いて取り組めば、実技も必ず乗り越えられます。
一緒に実技試験の合格をつかみましょう。
キャリアコンサルタント学科試験の回答はこちらで閲覧できます!




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