こんにちは、キャリアコンサルタントのとしです。
「ロープレがうまくいかなかった…」「面接試験でまた落ちた」
そんな声をよく耳にします。
筆記や論述には受かるのに、ロールプレイだけがどうしても突破できない。
この記事では、キャリアコンサルタント試験学科、論述、面接全てA判定で独学で一発合格できた自分が考えるロープレで不合格になる人の共通点とその改善策を、実体験と合格者としての視点から解説していきます。
これから初受験という方も応援しておりますのでご覧いただけると今後の励みになるかと思います!
第29回・第30回キャリアコンサルタント実技面接試験で不合格になる人の共通点5選
1. 相談者の感情を拾えていない

表面的な事実確認ばかりに終始し、「そのときどんなお気持ちでしたか?」といった感情の深掘りができていないケースが多く見られます。
NG例:「転職を考えているんですね」→事実のみ
OK例:「転職を考えるほど、今のお仕事に負担を感じていらっしゃるんですね」
感情に寄り添う姿勢が、信頼関係を築くカギです。
NGのように「転職を考えているんですね」で終わるのは行けなくはないのですがその後沈黙といったパターンに陥らずにその後のフレーズが出てくるようにしたいですね。
例)「転職を考えているんですね」→「転職を考えるようになった出来事のようなことが何かあったのですか」
2. 沈黙を恐れて自分ばかり話してしまう
沈黙が怖くて、つい話しすぎてしまう人は要注意。
試験では「沈黙=悪」ではなく、相談者が考える時間として大切にすべき瞬間なのです。
ポイント:相談者がうつむいて考えている間は、静かに待つ勇気も評価されます。
会話では、相手の言葉をリアルタイムで聞き取り、内容を理解し、自分の考えをまとめて言葉にするという一連のプロセスが求められます。キャリアカウンセリングとなると尚のこと高度なやり取りになってきます。

そのため相手が考えている時間を妨げてしまうとラポール形成にも影響が出てしまいます。
3. 相談者の問題を勝手に決めつけている

たとえば「家庭と仕事の両立ができていない」という言葉を受けて、
「では時短勤務を提案しますね!」と解決策を急いで出すのはNG。
相談者本人の価値観や希望を聞き出す前に、結論を出してしまっていませんか?
仕事をしていても人に話を聞かずに決めつけてくる上司や客がいますよね、、
キャリアコンサルティングの目的は相談者が自ら答えを導き出せるようお手伝いすることですのでね〜
4. 傾聴が単なる「うなずき」で終わっている
「なるほど」「うんうん」と聞いている風になっているだけの傾聴では、ロープレの点数は伸びません。
改善策:「お話しの中で〜と感じていらっしゃるように思いましたが、合っていますか?」など、言い換えや要約で本当に聴いていることを示すことが重要です。
5. 話の展開がロジカルではない
どれだけ丁寧に聴いていても、話があっちこっちに飛んでしまうと面接官に伝わりません。
ポイント:現状整理 → 問題明確化 → 支援目標の確認、という「相談の流れ」を意識することで、評価は確実に上がります。
不合格を避けるための改善策3選
① 模擬ロープレを「録音して振り返る」
スマホなどで自分のロープレを録音し、客観的に聴き返すことで気づきが得られます。
思っている以上に話しすぎていたり、感情に触れていなかったりすることがよくあります。
② 自分の「口グセ」や「パターン」を知る
「なるほどですね」「確かに」など、意味のない相槌がクセになっていませんか?
言い換えのレパートリーが少なく、毎回同じ返しになっていないかも見直しましょう。
③ ロープレ理論の参考書を活用する&事例集を使う
養成講座ではロールプレイの“型”を深く教わらないケースも多いため、市販の参考書で理論を補完するのがおすすめです。
また、ロープレ事例集を活用し家にいながらもロープレ練習ができるようにしたいですね。
👉 たとえば、僕が使ってよかった参考書はこちらで紹介しています
▶︎ キャリアコンサルタント試験おすすめ参考書5選
キャリアコンサルタント実技面接試験合格に最も近づける方法はロープレ事例集を使った練習です。
最後に|ロープレは「型+実践」で必ず伸びる!
ロールプレイはセンスや経験ではなく、「型と訓練」で確実に伸ばすことができます。
苦手な自分を責めず、感情に寄り添い、質問を丁寧に掘り下げる練習を積みましょう。
この記事が少しでも、あなたの合格へのヒントになりますように。
第28回キャリアコンサルタント試験の学科試験答え合わせもこちらで行えますよ!
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